うつ病や睡眠障害、強迫性障害などメンタル系の病気に悩んでいる方が増えて来ています。
メンタル系の患者数の増加に合わせて、治療を行っているところも増えてきています。
メンタル系の病気を治療する場所も増えているのですが、治療する病院は、精神科、心療内科、メンタルクリニックと名称が違っています。これらの診療科は、名称だけでなく内容も異なっているのでしょうか。

精神科の特長とは?

精神科は、心や精神の異常などの相談や治療を行う場所です。
心や精神の異常とは、幻聴が聞こえてしまったり、幻覚が見えるようになるなどの精神症状が現れた場合や落ち着きがなくなってしまったり、イライラがおさまらないなどの気分症状、人間関係について悩みすぎて気持ちが塞いでいるような症状の時に必要になります。

つまりお心の病気を専門に治療を行う所になります。
こちらの診療科では、統合失調症や薬物依存症、双極性障害、アルコール依存症、うつ病、認知症、ニコチン依存症などの治療に訪れる方が多くなっています。

心療内科の特長とは?

心療内科が他の診療科と大きく異なっているのが、実際の症状が現れている症状の治療を行うということです。
心療内科は、その名の通り内科にカテゴライズされます。心理的な事が原因で、吐き気や頭痛、胃痛、全身倦怠感、過分性腸症候群のような精神的な事が原因であることに違いはないが、肉体的な痛みなどの症状が現れているものを治療します。

胃痛や頭痛などで病院にいき、診察されたところストレスなどの精神的な要因があったために、内科から心療内科に移されるようなケースもあります。
例えば、仕事の日にだけ下痢や胃痛の症状が現れたり、キリキリとした胃の痛みがあるので、胃薬を飲んだけれど痛みが改善しなかったりするようなケースでこちらの診療科を利用するようです。

メンタルクリニックの特長とは?

メンタルクリニックは、精神科領域の医師が在籍しているのは精神科と同じですが、入院設備が整っていません。
具体的には、入院設備が全くないか、19床以下の入院施設しかない医療機関をメンタルクリニックとカテゴライズしています。そのため、こちらの診療科を利用する方は、入院ではなく通院ベースでの治療になります。

メンタルクリニックは、他の診療科と比べて、非常に敷居が低くなっています。
例えば、寝つきが悪かったり、食欲があまりなかったり、休んでいるのに疲れがとれなかったりなど、日頃のわずかな違和感などを気軽に相談することができる場所です。
どなたでも気軽に利用することができます。もし、こちらの診療科を利用してみて、そちらでは治療することができない場合には、改めて他の診療科へ紹介状を書いてもらって、転院することができます。
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